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自然災害伝承碑

皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日は自然災害伝承碑についてお話したいと思います。

皆様は自然災害伝承碑をご存じですか?
自然災害伝承碑とは、読んで字のごとく過去に発生した自然災害を後世に伝承するための石碑やモニュメントです。
これにより過去にその土地でどのような災害が起こったかを知ることが出来ます。

自然災害伝承碑は、令和元年6月に地図記号が制定され同年9月に国土地理院2万5千分の1地図に記載されました。

上の写真は宮崎市熊野にある「外所大地震追悼供養碑」です」。

【外所】、これどう読むか皆さん分かりますか?
外に所で「とんところ」と読むそうです。

350年くらい前に日向灘沖で発生した大地震で、北は延岡から南は日南辺りまで被害が発生しました。
こちらの石碑は50年毎に新しい供養碑が建立されていて、現在7基あります。
一番新しいものは平成19年だそうです。

上の写真は九州の方は記憶に新しい熊本地震時に橋が崩落した阿蘇大橋です。

こちらにも自然災害伝承碑が設置されており、また崩壊した橋げたは当時の状況を残し、後世に伝えるために残してあるそうです。

国土地理院のHPにはこういった自然災害伝承碑がどこにあるかが分かる地図が掲載されています。

ご自宅の周りにも設置されてあるかと思いますので、どのような災害が過去にあったのか、その教訓を踏まえどのような防災行動を行えばよいのかを考えるため、一度探してみてはいかがでしょうか。