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土木遺産

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

休日にプラっと土木遺産を探しにお隣の県に訪れてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは二俣橋という2橋がL字に交わっている橋で、別名【双子橋】とも呼ばれているそうです。
(もう一つの橋にはちょっと秘密がありますので後ほど)

こちらの橋、1830年に完成した石造りのアーチ橋で、以前紹介した通潤橋と同じ造りです。

1830年、今から約200年前はまだ江戸時代。その当時どのような出来事があったかはわかりませんが、現在まで現存する石橋です。(歴史は不得意なのであしからず。)

こちらの橋は日奈久断層帯のそばにあり、熊本地震(平成28年4月14日午後9:26、同年4月16日1:25)により一部崩壊しました。

その翌年、平成29年から本格的な復旧工事がスタートし、橋をすべて解体したあと石材を積みなおすという手法がとられたようです。

現代は重機を使用して重い石も軽々と運べますが、当時は人力ですべての作業をしたと思うと脱帽です。
修復にあたっては、現在の職人さんも極力当時の工法を再現しようと一部人力で行ったそうです。現在の職人さんにも脱帽です。
復旧工事はほぼ1年かかり、同年11月に完成したみたいです。

さてこちらの双子橋のもう一つの橋がこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらの橋には秘密がありまして、10月から2月のお昼の11:30から12:00頃までの約30分間だけ石橋のアーチに差し込む光が水面に反射して、ある形に見えるそうです。

何に見えるかはその目で確かめてください。首をかしげてみてると何かのマークの半分に見えてくるようなこないような、、、、、、

見に行くときは必ずカップルで行くことをお勧めします。